第1章 『出会い』 第7話

ちょうどその頃、私は当時の彼女と別れを決意していた。
その理由はこんなわけの分からない事を言われたのだ。
私の友人にヒロという奴がいたのだが、

彼女「ヒロに告白されてさ〜。試しに付き合ってみたけどやっぱテルの方がよかったわ。」

さて問題です。
何か非常にまともな事を言っているようですが、普通におかしな事を言ってる訳です。


試しに?


あれ?


それを二股と言うんじゃないかい?


ヒロの方が良かったら俺は振られてたの?


冷静になればなるほど怒りがこみ上げ…。
気が付いたら私は別れることを決意していました。
彼女の感覚では普通かも知れないけど、それはあまりにも感覚がずれて
いる…。
他にもそんな事が多々あり、いくらなんでも我慢の限界…。
真美ちゃんが彼氏と別れた事を聞いた数日後には別れていました。

何度も二人で遊びに行くようになり、気が付いた時には私と真美ちゃんは
自然に付き合っていたのです。


付き合い始めて2週間後の事だった。


真美「そういえばヤスって奴知ってる???」

テル「ヤス?」

真美「真嶋やすし」

テル「お〜!確か6年で転校したなぁ。」

真美「そうそう。私の小学校に転入してきたんよ。」

テル「うわぁなつかしいなぁ! で、ヤスがどうしたん?」

真美「何か事故ったらしくて、入院してるらしいよ。」

テル「へ〜。相変わらずヤンチャやなぁ。」

真美「その入院先がすぐ近くやからお見舞い行かへん???」

テル「ああそういう事ね。行く行く!久しぶりに会いたいしなぁ♪」

真美「じゃあ明日行こっか!」



もうお察しかもしれないが、この真嶋やすしこそ、私の人生を非常に大きく
動かした人物である。
彼は小学校の時からヤンチャで、先生も手が付けられないほどの悪事を働いていた人間である。
小学生なのに大学生を恐喝するという無茶苦茶な人物である。
そんなヤスではあるが、友人には非常に優しく、楽しい奴だった。
だからこそお見舞いに行きたいと思ったのだ。

そして翌日。

私はこれから自分に降りかかる恐怖に全く気付いていなかった。

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第1章 『出会い』 第6話

本番まであと10分となったその時!!!
50メートルほど先に、私の脳は真美ちゃんらしき女性を認識したのだ!


テル「きた〜〜〜〜〜〜!」

大声でいきなり叫んだのを覚えている。
周囲からは変人を見るような冷たい視線を浴びせられたのは言うまでもない
が、その瞬間の私のテンションはすでにリンダリンダで跳び回っているように最高潮である。


テル「ってあれ???」


想像通りの早とちりである。
真美ちゃんに似ても似つかない全くの別人…。
一気にテンションが下がりきって意気消沈していたそのときである。


真美「あっ!テル君〜♪」

テル「!?」

真美「あれ?どうしたん?緊張してるんかぁ!?」

テル「そんなわけないやん!それにしても、もう来てくれてたんや♪」


テルの心「危ない危ない。不意打ちやなぁ。動揺を悟られんなよテル!」

真美「他の人はちょっと都合付かなくて来れなかったんやけどね〜。」

テル「あらら。それは残念(嘘) もうすぐ始まるからよろしくなぁ!」



ライブは大盛況であった。
初ライブとは思えない完成度で、客がステージに上がりこんでパニックになるほど盛り上がった。

当の真美ちゃんも周囲と一緒に弾けており、大満足といった感じだった。


このライブを機に、一気に真美ちゃんと仲良くなる事ができる事になる。


そう。


実はこの真美ちゃんこそ、自分のメカニック人生への大きな大きな変化をもたらす重要人物となるのだ。
今思えば、偶然は必然なのか?と思うほど、偶然が重なっていた。


あの時ライブに来ていなかったら?
真美ちゃんがバンドメンバーと一緒に来ていたら?
選曲が違っていたら?


などなど挙げていけばきりが無いのだが、それほど私の人生を大きく転換させる出会いをもたらしてくれたのだ。


初ライブから数日後、真美ちゃんは彼氏と別れたことを私に打ち上げてきた。

そのときテルは…。

第7話へ

第1章 『出会い』 第5話

テル「うそ〜!ボーカルやってるんやぁ!じゃあ見に来てよ♪」

真美「行く行く〜!バンド仲間も誘っとくね〜♪」


テルの心「よっしゃ〜!            あれ…。」


そうである。重大な問題がたくさん発生している事に気付いたのだ。

まずは真美ちゃんがボーカルをしていること。
所詮は初ライブする程度の弱小バンドのボーカル。
いくら自信があるとは言え、経験者から見ればかなり下手なはず…。

しかもバンド仲間って???

男やんね?

上手やんね?

やばいよね?

でも今さら引けないよね(涙)

テル「オッケー!じゃあばっちり練習しとくわ!」

次の日から猛練習に励んだのは言うまでもない。
しかも異常なほどに練習要請をするテルにバンド仲間も呆然。

バンド仲間「テル何かあったん?」

恋心が絡んでいるなんて言えない。
でも先輩バンドが偵察に来るって言えば少しは奮起するかも。

テル「ちょっと知り合いのバンドが見に来るねん。下手なところ見せられへんやん。」

バンド仲間「え〜!?そんなん急にうまくなれへんって(汗)」


あれ?もしかして逆効果!?

テル「いけるいける!まだ1ヶ月あるから大丈夫やって!」

まさに無責任発言である。
他のメンバーのモチベーションを上げる要素は一つも無いのだ。

テルの心「ここはひとつ、俺が一気に上達して奮起させてやるか!」

と、根拠の無い口実を自分に言い聞かせて練習に励んだ。

初ライブで選んだのは「ブルーハーツ」の曲、リンダリンダや青空といった
ベタな曲である。
しかし初心者まじりのバンドにとってはちょうど良いレベルであり、客の反応を考えてもベストチョイスである。


ついにライブ当日がやってきた。
リハーサルを終えて本番まであと1時間。
入り口でそわそわしている自分がいた。

初ライブだから???

そんな事はない。

「プライベートで真美ちゃんと会える!」

ただそれだけの事である。

真美ちゃんが来るまでひたすら待ち続けたのを覚えている。
他の友人が次々とやってくる。
でも真美ちゃんは来ない…。

バンド仲間「テル〜!もうすぐやぞ、はよ準備しろ!」

テル「わかってるって!」


もうドキドキである。
真美ちゃんが来ないことに動揺している。
このままライブなんて考えられない。
来るまではここを動かんぞ。

あと10分となったその時!!!
50メートルほど先に、私の脳は真美ちゃんらしき女性を認識したのだ!

テル「きた〜〜〜〜〜〜!」

第6話へ

第1章 『出会い』 第4話

初めて乗った時から数えて1週間と少し。
ただのスケボー少年が原チャ小僧に生まれ変わった激動の1週間だったのです。

当時の私は恋をしていました。

その相手はバイト先のかわい娘ちゃん(あれ?古い?)
周囲の噂では「矢田亜希子」に似ていると評判の真美ちゃん♪

似ているかどうかはさておき、当時の状況はこんな感じ。


真美ちゃん:彼氏と3年付き合っていて今でもラブラブ
テル:周囲の押しで好きでも無いのに、相手も了解の上無理矢理付き合わされて2ヶ月



むむむ。恋愛に発展するには程遠い…。(涙)
しかも一回も遊んだ事が無いし…。


でもそんなウブな(?)テルに転機が訪れたのだ!

そのきっかけは音楽・バンドであった。


一応バンドのボーカルをしていた私は、歌には自信があった。
つまり素人であれば、誰に聞かせても下手とは言われない自信があったのだ。

そして真美ちゃんを誘う良いきっかけになるイベント。


そう。


ライブが決まったのだ!

バンドは組んでいたものの、まだ街中のライブハウスでのライブは未経験だった私はこれをきっかけに誘ってやろうと思ったのだ。


でも真美ちゃんが音楽に興味があるのか???


それが一番の問題だった。

たまたまバイトで同じシフトに入った時に思い切ってこう切り出した。


テル「今度さぁ、ボーカルで初ライブするねんけど見に来ない?」


長かった…。


実際に返事をするまでの時間は短かったはずだが、私には今後真美ちゃんとの交流を継続できるかという重要な選択が掛かっていたので本当に長かった。

私の中で1時間が経過した時、(実際は3秒以内)ついに返事が返ってきた。


真美「まじ〜♪私もバンドでボーカルやってるんよ〜!是非見に行かせてもらうわ〜☆」


ああ。青春っていいなぁ。

その一言だけで打ち上げ花火が5000発は上がったよ。


ありがとう。


本当にありがとう。


じゃあ今日の目的は達成したからバイト帰るね。


…。


じゃなくて(汗)、興奮を抑えきれずにこう切り替えしたのだ。

第5話へ

第1章 『出会い』 第3話

少しの時間だったが、次の一言までの時間が長く感じられた。

父「おっしゃこれにせ〜や!」

テルの心「よっしゃ!!!! 」

テル「じゃあこの色にする。」

あくまで冷静を装うのが負けず嫌いなテルの性格。


店長「免許はお持ちですか?」

と聞かれ、とっさに答えたのは

テル「明日取りに行きます!!!」

父「明日行くんかいな?学校は?」

テル「風邪引いた」

父「本間どうしようもない事言うなぁ…。」

店長「じゃあ免許取れたら納車しますんで取りに来てください!」


来たぞ来たぞ〜!念願の原チャ!

一人で免許を取りに行くのはちょっと気まずいから、とりあえずりゅうに電話!


テル「りゅう!あした免許取りに行くぞ!」

りゅう「はぁ?休んで行くん?」

テル「平日しか行けへんからどっちにしても休むしか無いやん!」

りゅう「わかった。じゃあ明日行こか。」


後先を考えないいつもの即答。単純な奴だ…。


原チャを一日でも早く手に入れる為、試験に落ちるわけにはいかない。
ここぞとばかりに一夜漬けで勉強した。

結果は合格。りゅうは見事に撃沈し、次の週に合格した。


免許を取ったその足で、先日のバイク屋へ駆け込んだ。


テル「免許取れました〜!」

店長「それは良かった。じゃあ納車前にちょっと試運転してくるから待ってて。」


テルの心「ついに原チャが手に入る〜♪」
ウキウキの絶頂である。
さすがにこの時は顔がニヤニヤしてしまった。


相棒「ばい〜ん!」


初めて聞いた我が相棒の美声♪

テルの心「他の原チャよりもいい音してるね〜!」
と早くも親バカぶりを心の中で発揮しながら店長の運転を見守る。

相棒「キキ〜、キュルキュル! ばい〜ん!」

っておいおい!店長さんよー!もう少し丁寧な乗り方してくれよ〜(涙)
というくらい手荒な運転(急ブレーキ&急旋回)を目の前で見せられて微妙な気持ちにさせられた後、ついに手元に相棒が戻ってきた。


店長「じゃあ気をつけて帰ってね。」

テルの心「うるさい。お前が客の前くらい気を使った運転しやがれ!」

とは言えないので


テル「は〜い♪ ありがとうございました〜!」

と、引きつった笑顔で愛想返事をした。


さあ行こうか相棒!

心臓が破裂しそうな程ときめきながら道路に入った。
もちろん公道は初めて。

相棒「へなへな〜」
はい。テル君は只今公道走行にびびってます。

だって時速40キロでも怖いんだもん!


脂汗をかきながらへろへろ運転し、家までたどり着いた時には体力が激減していた。

原チャからおりた時、体が小刻みに震えていたのを今でも覚えている。


テルの心「武者震い!?」

はい。おめでたいプラス思考がこんな所でも発生しています…。
まぁそれはさておき念願の原チャは手に入ったのです。

初めて乗った時から数えて1週間と少し。
ただのスケボー少年が原チャ小僧に生まれ変わった激動の1週間だったのです。

その当時恋をしていた事もあり…。

第4話へ

第1章 『出会い』 第2話

恐怖を断ち切り、思い切ってアクセルをひねった。


テル(心の中)「うわっ!?」


すごい!すごいすごい!

原チャにぐいぐいと体を引っ張られ、どんどん前に進んでいく!

テル「お〜〜〜♪」

これぞまさに快感☆体験したことの無い加速感が自分の体を刺激した。
世の中にこんなにすごい物があるなんて!

原チャに初めて乗る際、思い切ってアクセルを開けすぎてウイリーしてしまい、見事に転倒してしまう事があるが、その時はたまたま上半身を前のめりにしながらアクセルをひねったのでそうはならなかったようだ。


まさに感動の瞬間であった。
原チャをまさるに返した後、少しのあいだ体の震えが止まらなかった。

その後、友人のりゅうとお互いに原チャが欲しくなったのは当然の心境である。

家がお金持ちなりゅうは早速、


りゅう「俺も原チャ買う!これと同じやつ!」


テル「出た〜!本間市民の敵やなお前!でもその前に免許取らなあかんよなぁ?」


まさる「当たり前やん(笑)」


りゅう「うそ〜!そんなんいるん!?。じゃあまさるは免許取ったん?」

あきれるほどのバカっぷりを見せ付けてくれた。(毎度の事)
免許を取ってなかったら堂々と乗ってこないでしょうが!

バカみたいな会話が続き、りゅうと自分はとりあえず免許を取る決心をしたのだ。

しかしここで問題がある。

当然だがまずは学校。
もちろん校則違反。まぁこれは隠せばなんとかなるかな。(教師の方ごめんちゃい)

次が一番の問題…。そう。親である。


免許を取りたいと言った時の親の反応を想像することができなかったので、
話を切り出す事に結構緊張した。


テル「お父さん。原チャの免許ほしいねんけど。」

父「原チャってお前、学校は取ってもいいんかいな?」

テル「そらあかんに決まってるやん」

父「そんなに堂々と言われてもなぁ…。」

テル「りゅうも取るし今みんな乗ってるねんで!バイト代で免許取るからさぁ!」

父「免許は取れてもバイクが無いやんか」

テル「う〜ん。」


もちろん買って欲しいのだ。かと言って、買ってくれと言える値段じゃないのも事実。


テル「バイト代で毎月払うから…」

そう。必殺☆親ローンを間接的に依頼した。


父「本間に払えるんかぁ???」

テル「払うって!」


内心では俺の勝ちだと思った瞬間だった。ここまで来たらなんとかなりそうな雰囲気!
とりあえず一度バイク屋に見に行ってみようという話しでその日は終了した。


1週間後、バイク屋に親と中古のスクーターを見に行った。
デザイン、メーカーを考えると候補は一つしかなかった。
まさるが乗っていた『ホンダ LiveDio−ZX』である。

しかしこれが一番高い…。
かと言って妥協もしたくない。
こういう時に父も気に入ってくれたら話しは進みやすいのだが…。
深く悩んでいる振りをして腕を組みながら状況を見守った。


色々な車種を見比べて(?)15分ほど経過…。


父「ZXが一番良さそうやのぉ。」


待ってましたその一声!


テル「やんな〜♪ 前乗ったんもこれやねん!めっちゃ良かったで☆ミ」

ここぞとばかりに猛プッシュ!でも顔は真剣さをアピール。


テルの心「店のおっちゃんも何かフォローしてくれや〜!」


店長「…。」


テルの心「お〜い?商売する気あるんかぁ〜!?何かフォロー入れてや!」


という目線でおっちゃんを見ていたら、


店長「これが一番売れてますね。」


テルの心「よ〜し上出来!おっちゃんナイスファイト♪ 今月のMVPあげる!」


父「確かにこれが一番売れると思うわ。」


テルの心「いやいやそんな分析はええから買ってくれるの? どっち?」


少しの時間だったが、次の一言までの時間が長く感じられた。

父が発した一言は…

第3話へ

第1章 『出会い』  第1話

母「ちょっとあんたいつまで寝てんの!?」

またいつもの朝が始まった。
当時、思春期真っ只中の16歳である主人公・テルは本当に朝が嫌いだった。

テル「うるさいな〜!もう起きてるって!」

当時はもちろん反抗期。素直に今起きたなんて言わない。

学校まではおよそ50分。電車通学で女子高生も大勢乗っている。
どれだけ遅刻しそうになろうが髪形だけは最優先。
寝癖が付いたまま電車に乗ることは拷問であった。


中学時代はJリーグ全盛期であり、その流行に見事に乗ってサッカー部に入部。
しかし中学サッカーから高校サッカーに切り替わる時期に退部した。

当時の私は「スケボー」に夢中になっていたのだ。

「ガチャッ」

スケボーに乗り、スケボーが入るカバンを肩にかけて坂を下っていく。
これがいつもの通学スタイルだ。

「ゴォ〜!」

という爆音を立てながら駅まで滑走していくのだ。

ライバルは通勤自転車(笑) 自転車には絶対に負けたくない。
そのくらいスピードを出しても平気なほど、スケボーが上手かった。

大会で優勝して本気でスポンサーを付けたいと思っていたほど、スケボーは当時の私の
頭の中の8割以上を占めていた。

そんないつもと同じ日常に突然『ターニングポイント』がやってきたのだ。

いつものように遅刻寸前で学校に行き、いつものように授業中に漫画を読んで
学校が終わる。

そして待ちに待ったスケボーの時間が始まる!


学校帰りにいつもの仲間といつもの広い公園でスケボーの練習をするため、
私はその広い公園へ 友人「りゅう」と二人で向かった。


りゅう「そういえばまさるがゲンチャ買ったらしいで!」

テル「ゲンチャ?」



突然ゲンチャと言われ、何のことだかわからなかった。
いわゆるスクーターの事である。

一番驚いたのは、まさるが買ったという事だった。
まさるはごく普通のまじめ君なのだ。


「まさるが原チャ!?」


友人間では間違いなく原チャ購入一番乗りである。
まさるがその時私が到着した公園のすぐ近所に住んでいる事を思い出し、

「まさる呼ぼうぜ!」

という事で、当時は最先端であるポケベルで呼び出した♪


言うまでも無く、この時に大きなターニングポイントを迎えていたのである。


「ブイ〜ン♪」

テル「う〜わ!ほんまに原チャやん!!!」

まさる「おう。別に嘘なんか付かへんわ」

りゅう「ちょっと乗らせてや!」


16歳の少年にとって、エンジンが付いた乗り物に興味が沸かないはずが無かった。
今でも性格は変わっていないが、りゅうのあまりの強引さにまさるはしぶしぶ大事な
原チャを貸した。


りゅう「うお〜!ばり気持ちいいやん〜!」


その時私は…。

妙に緊張していた。

次は自分が乗るはずだと確信していたからである。

中学から私学へ通った私には原チャという物を意識した事が無い。
ヤンチャが多い公立中学に進学していれば一度は経験していたはずだが、まじめ君揃いだった
私の母校ではそのような話題は一度も出ていない。


りゅう「テル!次はお前が乗ってみろや!」

テル「おっしゃ!」


もちろんドキドキである。でも強がりで負けず嫌いな自分には、ドキドキしている事が
ばれる事は絶対に避けたい道である。


テル「よいしょっと」


初めてまたがった原チャ。
エンジンの振動が手に響いてくる。心臓がバクバクと鼓動するリズムと重なり、
心臓の鼓動とエンジンの振動がシンクロしている。
もちろん表情だけは冷静を装い、別に何事も無いかのような平然とした顔つきである。


テル「いってきま〜す♪」


とは言った物の、「行くしかない」という決心をした瞬間だったのは言うまでも無い。

恐怖を断ち切り、思い切ってアクセルをひねった。


テル(心の中)「うわっ!?」

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