第2章 『没頭』 第10話

マサ「めっちゃ直管やんけ…」

テル「おお。チャンバーが盗まれてるなぁ」

マサ「なんでエンジンが勝手に回るん?」

テル「俺が聞きたいわい」


チャンバーは盗まれているしエンジンは勝手に回り始めるしどうしたら良いか全くわからずただ呆然と立ち尽くしていた。

すると突然!


「コルァ〜!!!お前ら何調子乗ってエンジン吹かしとんじゃい!!!」


テル&マサ「!?」


地元?のヤンキー2人が金属バットと木刀片手にこっちに向かって歩いてくる。
片方は背が高く明らかにヤンキーの顔、もう片方は少しヒョロッとしていて背が低い。


どうやら勝手にエンジンがかかってしまっている状況を知らず、エンジンを意識的に吹かしていると勘違いしているようだ。
しかも今はチャンバーを盗まれており、音も爆音だから余計だろう。


テル「ちゃうねん、チャンバー盗まれててなんかエンジンかけたら勝手に…」


と説明している最中に、いきなり木刀で顔面に向かって殴りかかってきた。


テル「ぬおっ!」

ヤンキー「ごちゃごちゃゆうとったら殺すぞ!」


全く何を言っても耳に入らない様子で、とにかく木刀で本気で殴ってくる。
こっちもいきなりの出来事に反撃する余裕すらない。


マサ「いって〜!!!」


あいつは金属バットで殴られている。
俺は木刀やしちょっとマシかな…。


どれくらい時間が経っただろうか、かなり長い時間殴られていた。
小学校の前という事もあり、周りの目はとても怯えた様子でその場から急いで立ち去る。
しかも今は制服を着ているので、下手に手を出して問題になると退学させられる可能性があるので我慢するしかない。


「ボキッ!!!」


木刀が折れた。

普通に考えて、木刀が折れるまで殴り続けるなんてひどい話である。

木刀が使えなくなったので次は素手で殴りかかろうとしてきた。
とりあえずパンチをかわし、


テル「エンジンかけたら勝手に走り出すんじゃ!!!」


と大声で叫んでみた。


ヤンキー「はぁ?意味わからん事言うなボケ!」

テル「こっちだって意味分からんのじゃ!やってみたら分かるわ!!!」



とりあえず我慢も限界にきていた。
マサもかなり我慢しているようだが、流石に顔色が変わってきていたのでそろそろ手を打たないと大問題に発展してしまう。

運良くヤンキーがこっちの話しをようやく掴み、原チャのエンジンをかけてみようという流れになってくれた。


ヤンキー「じゃあエンジンかけてみろや」

テル「おお」



かなり不機嫌だったが、とりあえずエンジンをかけてやった。


原チャ「バイ〜ン!!!」


ヤンキー「うわっ!?本間や、何じゃこれ?」

テル「だから言ったやんけ」


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